今、サウナは空前のブームです。サウナ好きのサウナ―の中には「サウナは朝に限る!」と言っている人が多くいます。
しかしながら早朝サウナってどうなんだろう?と考えている方の為に疑問にお答えします。
一時期、朝活がブームになりました。朝活とは朝早く起きて出勤前に趣味やスポーツ、勉強などを個人あるいはグループで行う活動に対して呼ばれるようになりました。
早朝サウナもそんな朝活の流れの一環で仕事や一日の始まりである朝に入り、心身共に整えてからスタートする。とても良い習慣だと思います。
早朝サウナをおすすめする理由
今まで、サウナと言えば、一日の終わりである夕方から夜に行き疲れを癒す、そういった固定的なイメージがありましたが、早朝サウナはそれと正反対です。
なぜ最後ではなく最初に入るのか?その理由を説明します。
混雑していない

今や、世代性別を問わず、サウナが大人気です。アフターファイブにサウナに行くと混雑しており、ましてサウナ室に「待ち」が発生しているとガッカリすると思います。
その点、早朝サウナは空いています。あの夜の喧騒は何だったのかと思うほど閑散としており、早朝サウナ人気が高まってきているとはいえ夜とは比べものになりません。
もちろん「待ち」なんてありません!基本、サウナルームでは、話さないのがルールですが、人数がいるとどうしても聞きたくない話も聞こえてきます。
そんな中早朝サウナであれば少人数であるため比較的静かです。
また朝から騒ぐかたも少ない為、サウナ室でじっくりと自分と向き合い、今日一日何をするのか、そんな思いに馳せることも出来ます。
混雑していないという事はストレスが大幅に軽減され自分のペースでサウナに入れるので
自分のルーティン通りにサウナを楽しめる為、夜間の混雑した時間に入るより
早朝サウナに入ることによってより良いサウナライフを送れると思います。
早朝料金など割安

サウナに週2回以上の頻度で行かれるヘビーユーザーの方はサウナの料金も気になる所です。
そんな中でサウナ施設の中には早朝割といった一番人が少ない時間帯の集客効果を狙って
料金を変動するダイナミックプライシングを導入して通常の料金設定より安く設定している施設も多数存在します。
そういった情報は公式サイトやSNS、施設の掲示物などでチェックする事ができるので
今まで何気なく通っていた施設も少し調べれば今まで知らなかったようなお得なキャンペーンなどがあるかもしれません。
そんな中でも比較的施設が取り入れている早朝割引は混雑しておらず、お財布にも優しい上に朝からスッキリやる気に満ちて、一日を始めることができる早朝サウナ、見逃す手はありません。
また、平日の朝はなかなか早起きができないとかサウナから仕事に行くのはどうも…
というあなたのためには、土日祝限定の早朝オープンの施設も中にはあります。
平日はお昼前後のオープン、土日祝は早朝からオープンするという施設であれば休みの日に楽しみたいサウナーの方にも楽しめると思います。
早朝サウナの目的
通常サウナは疲れた心身を癒すために夜入るというイメージが多かったように思います。
しかし昨今のサウナブームの余波で若い世代や女性など従来のサウナのイメージも変化しており、
そんな変化の中で生まれたのが早朝サウナで、一体何の為に夜ではなく早朝にサウナに入るのか?その目的に迫りたいと思います。
眠気覚まし

早起きは得意ですか?忙しい日々を送る現代人はどうしても夜型になってしまいがちです。
特に20代〜50代では男女ともに夜型が多く、夜型の割合は5〜6割程度、朝型の割合は4〜5割程度という調査結果もあります。
ただ、仕事をしている人の多くは朝になると起きて出勤して、一日の仕事をはじめなければなりません。
夜型だと言って「午前中はボーっとしています」とか「エンジンがかかるのに時間がかかります」などとは言っておられません。
そんな方におすすめなのが、早朝サウナです。朝からサウナに入って汗を流し
水風呂でシャキッとすれば、眠気も吹っ飛びます。朝サウナに入るとスッキリ目覚めて心身ともに活動モードに入ります。
一度、早朝サウナの爽快感、快感を味わうと今までどんな理由があっても
朝起きが苦手だった人が早朝サウナのおかげで朝起きができるようになったという声も聴きます。
早起きできれば当然夜は早く眠るようになって、早寝早起きの好循環になります。
朝なかなか起きられず、遅刻寸前でバタバタ出勤していたのが早朝サウナ後
ゆったりとした気分で、コーヒーなどを時間をかけて飲んでから仕事に臨めばパフォーマンスが上がらないはずがありません。
ぜひ一度早朝サウナにトライしてみてください。きっとなにかが変わり始めます。
1日の始まりのスイッチ・オン

あるサウナ上級者がサウナについて語った言葉があります。
「夜サウナはオフ。リラックスするために入るけれど、朝サウナはオンにするために入ります。」これは早朝サウナに対する至言です。
前項でも早朝サウナに入ると、眠気が吹っ飛び心身ともにスイッチが入ると書きました。
単なる気持ちの問題ではなく、これにはれっきとした科学的根拠があります。
まず、サウナは自律神経を整える効果があるため、早起きに効果があります。
朝早く起きてサウナに行けば、しっかりと目覚めることができます。
それをくり返すことによって、1日のタイムスケジュールの好循環が生まれます。
さらに早朝サウナに入ってシャキッとすると1日を始めるやる気が湧き上がってくるのを感じます。
そのやる気はサウナによって交感神経が刺激され、それが優位になることで湧いてきます。
早朝サウナを出た多くの人は、「さぁ、今日もがんばるぞ!」という気持ちに満たされています。
朝、遅刻寸前まで寝ていてバタバタと会社に滑り込んでいたときとは比べ物にならない充実感です。
夜サウナで、忙しかった一日をオフにする時間も大切ですが
仕事をはじめる前に、スイッチ・オンする早朝サウナは、仕事をしている人には捨てがたい魅力です。
早朝サウナでシャキッとすれば、きっと仕事のパフォーマンスもあがります。
さぁ、あなたも早朝サウナ、始めてみませんか?
早朝サウナの効果
サウナには心身の健康にとって効果があるということで多くの愛好者がいます。
中でも、早朝サウナには、夜サウナとは違う効果もあります。
一体早朝と夜サウナでどのような効果が違うのか?と考える方もいると思いますので早朝サウナの効果についてご説明します。
早起きの習慣化:自律神経を整える

前章で何度も説明してきましたように、早朝サウナを習慣化するとそれだけで早起きの習慣ができます。
子どもの頃を思い出してみてくださいいつもは、親に起こされてもなかなか起きられないのに遠足や運動会の日は勝手に早起きできます。それと同じです。
一度早朝サウナの快感を体験すれば、あの経験をまたしたいと思うのが普通です。
サウナは気持ちがいいものです。その気持ちよさ、快感を朝起き、早起きに結び付ければ早起きを習慣化することができます。
例えば睡眠中にかいた汗をすっきり洗い流す朝シャワーだけでもスッキリするのですがまして早朝サウナとなればスッキリ度が違います。
サウナは自律神経を整えると言われており、それは早起きに効果があります。
そして早朝サウナを続けることによって睡眠の質が上がります。
つまり、慢性的な睡眠不足の解消にもつながります。
ただ、次項で詳しくご説明しますが、長く入るのは眠くなるので要注意です。
やる気が湧く:交感神経を刺激

早朝サウナに入ると眠気が覚めて脳の疲労が取れシャキッとなります。
これを医学的に説明しますと、早朝サウナに入ることによって交感神経が刺激され
交感神経>副交感経という状態になることによってやる気がモリモリ湧いてくるのです。
つまり逆に副交感神経が優位の場合は、リラックスモードになります。
やる気がぐんぐん湧いてくることによって、決断力と集中力がアップしアイディアやひらめきもどんどん浮かびます。
さらに感覚が鋭くなっていることを感じられることでしょう。このようなやる気によって、気持ち的に充実感に満たされます。
一日のスタートにあたって、眠気が覚める→脳の覚醒→やる気、充実感という好循環がすでにはじまっているのですから、まさにスタートダッシュ状態です。
気持ち的な充実感だけでなく、早朝サウナに入ることによって肩こりや頭痛、眼精疲労なども軽減できますので、
肉体的にも整った状態で、一日を始めることができます。ドヨンとした顔つきで出社すると比べると格段の差です。この差は大きいです。
スタートだけでなく日中を通じてこの活力が持続するのが、早朝サウナのおすすめポインです。
週2回以上の早朝サウナを最低でも2か月続けてみてください。きっと、自分自身の変化に驚かされることでしょう。
早朝サウナを効果的にするための正しい入り方
早朝サウナをおすすめする理由と効果を詳しくご説明してきました。
ただ、早朝サウナの効果を得るためには正しく、サウナに入る必要があります。
正しくない方法で入れば、逆効果にもなりかねません。
ここでは、早朝サウナを効果的にするための正しい入り方をご説明します。
サウナに入る前

睡眠中は、ペットボトル1本分ぐらいの汗をかいていると言われています。
早朝サウナに入る前に、十分な水分を取ってからサウナに入りましょう。
もちろん、サウナルームや外気浴中にも水分補給は忘れずに!
サウナルーム内

早朝サウナでは、サウナ→水風呂→休息のセットを1セットぐらいにしておきましょう。
また、それぞれの時間も短めにしましょう。物足りなさを感じるぐらいがベストです。
早朝サウナに長時間入ることは、疲れて、眠気を誘います。
サウナルームでは、上段になるほど、温度が熱くなりますが上段で短時間がおすすめです。
眠ってしまったりしないように、集中していましょう
水風呂は、夜サウナより少し長めの1分半ぐらいにしましょう
アフターサウナ

サウナを出た後はベンチなどに座って、リラックスモードにならないよう、立ったままでいることをおすすめします。
また十分な水分補給をお忘れなく!空腹のまま、仕事に行ってしまうと、気持ち悪くなることもありますから少しでも何かを食べるようにしましょう。
正しく入れば、早朝サウナの効果を実感されることでしょう。
早朝サウナで、やる気満々、充実の一日をお過ごしください。
まとめ

サウナ人気が高まっています。今回のサウナブームは、老若男女問わず
利用者の幅が広いのが特徴ですが、とりわけ若い人や女性などがブームをけん引しています。
そんな人たちの間では、仕事前の早朝サウナがひそかな人気です。
特に、「できる」系、「意識高い」系の人たちに支持されています。
なぜなら、早朝サウナの効果が半端ないからです。
しっかり目覚め、やる気が湧きあがってくる。
体調が良くなり仕事のパフォーマンスが変化するなど、早朝サウナの効果に驚かされることでしょう。ぜひ、あなた自身で実感してみてください。
とはいえ、「仕事で疲れた帰りに、サウナでリラックスするのがたまらないんだよねぇ」という夜サウナ派の人もおられることでしょう。
決して、早朝サウナと夜サウナは対立するものではなく、それぞれのよさを理解しながら、その時その時であなたの体や心が求めている方をすればいいと思います。
サウナは修行ではありません。あなたの心や体の声に耳を傾けて、あなた自身が心地よくなるように、サウナを生活に上手に生かしてください