サウナでリラックスするには?効果的な入り方とサウナ選びのポイントを解説

リラックス

「サウナでリラックスする効果的な入り方は?」
「リラックスできるサウナの種類は?」
サウナについて、このような疑問を持っている人もいるでしょう。
サウナ入浴で得られる「ととのう」感覚を求めてサウナに入る人が増えています。
究極のリラックス体験を得るにはサウナ店選びや入浴方法など、前もって情報を仕入れておくことが大切です。
この記事では、サウナでリラックスするための効果的な入り方について分かりやすく解説します。リラックスに適したサウナの温度帯やサウナの種類も詳しく説明します。
リラックスできるサウナ店選びのポイントも紹介しますので、サウナでリラックスしたい人はぜひ参考にしてください。

サウナはリラックス効果が高い

サウナは心と体をリラックスできる空間として人気が高まっています。メディアを通してサウナで得られる効果が広まり、現代人の共感を集めたためです。
サウナに関して「ととのう」という言葉がよく聞かれるようになりました。サウナ愛好家がSNSで発信した言葉で、サウナ後に味わえる何とも言えない幸せな気持ちを表します。
サウナは、水風呂や外気浴とセットで利用することで多幸感を得られます。メディアなどで正しい入浴方法が広まり、熱くて息苦しいイメージから心身ともにリラックスできる空間として認知されたのもサウナブームの一因でしょう。
「ととのう」体験を求めてサウナを楽しむ人が増えたため、サウナ専用のお店も増加しています。古いイメージにある中高年男性が利用するサウナではなく、館内がおしゃれでゆっくりととのうことができるお店が増え、若いユーザーを取り込んでいます。
サウナには、スマホやSNSから離れて自分と向き合うデジタルデトックスの効果も。サウナはデジタル社会にマッチしたリラグゼーション施設といえるでしょう。

サウナでリラックスできる理由3つ

前述したとおり、サウナには心と体をリラックスさせる効果があります。サウナで得られるどんな効果がリラックスにつながるのでしょうか。ここでは、サウナでリラックスできる理由を具体的に紹介します。

 ①汗をかいてすっきりできるから

汗をかく男性

サウナでは、大量の汗をかくことでリラックス効果が得られます。血流がよくなることで、心拍数が上昇し、軽い運動をしたときと同じような効果を得ることができます。
運動する機会が少ない人はもちろん、空調完備の室内で座ったまま仕事をする人は、汗をかく機会が少ないでしょう。汗をかかないと老廃物や水分もたまりやすいので、足のむくみなどを感じやすくなります。

②自律神経が整うから

サウナに入ると自律神経が整うため、リラックスできるといわれています。体を温めたり冷やしたりを繰り返すと、緊張状態に働く交感神経優位からリラックス状態に働く副交感神経優位へと切り替わり、自律神経が刺激されるためです。
疲労がたまっている・ストレスを感じているような方が、サウナ室へ入ると交感神経が一気に優位になりますが、水風呂に入り外気浴スペースで座って過ごすと、温度の変化によりだんだん副交感神経が優位になり、興奮を促す交感神経からリラックス状態の副交感神経に切り替わります。そして、外気浴の時に、脳がリラックス状態になり「ととのう」感覚が味わえます。
仕事などでストレスを感じている人ほど、自律神経がうまく働かず、日中の緊張を夜まで引きずり眠れない場合もあるでしょう。サウナでととのうことで、半強制的に自律神経の働きをよくすることができるため、心身のリラックス効果が高まるのです。

③体の疲れがとれるから

疲れた男性

サウナに入ると、体の疲れが取れてリラックスできます。サウナで温まると血行がよくなり、体のすみずみまで酸素と栄養が供給されるためです。
サウナの熱で皮膚の温度が上がると、血管が広がり毛細血管まで血流がよくなります。血液には細胞に酸素や栄養分を運び、二酸化炭素や老廃物を回収する役割があります。新陳代謝が良くなり体の疲れも取れる効果が得られるのです。

体と心をリラックスさせるサウナの温度帯とは

温度計

サウナに対し、温度が高くて息苦しいイメージを持っている人もいるでしょう。サウナにはさまざまな種類があり、高温や低温など温度に幅があります。サウナの温度を知り、自分に合ったサウナ選びに役立てましょう。ここでは、サウナで得られるリラックス効果について、温度帯ごとに解説します。

体の疲れを癒すなら低温

体の疲れを癒したい人におすすめなのが低温サウナです。低い温度でじっくり温まるので、肩こりや疲れが取れます。
低温サウナにはスチームサウナやミストサウナなど、温度が50度程度で湿度が高いものが多いです。低温で体の芯からゆっくり温まり、疲労回復などの効果が期待できます。高温サウナ特有の息苦しさも感じにくいでしょう。

また、サウナの室内でも座る場所により温度を調節することができます。サウナの入り口近くや下段は温度が低めなので、座る場所を工夫してみるとよいでしょう。

 心をリラックスさせたいなら高温

サウナハイ状態を味わいたいなら高温がおすすめです。水風呂や外気浴と組み合わせることで、自律神経に刺激を与え、より深いリラックス状態を得られます。
高温サウナは広く普及しているタイプで、昔からあるサウナや温浴施設などに設置されています。温度が80〜110℃ほどで湿度が低いのが特徴で、室内は階段状になっている場合が多いです。
高温サウナは、高い温度を好む人や、ととのう体験をしたい人におすすめです。室内でもサウナの奥や上段ほど温度が高くなるため、好みの温度帯になる場所を選んで座るとよいでしょう。

リラックスにおすすめのサウナの種類3つ

サウナの温度

サウナには温度高めで湿度の低い乾式サウナと、湿度高めの湿式サウナがあります。いろいろ試して自分に合ったサウナを見つけるのも楽しいでしょう。ここでは、リラックスにおすすめのサウナの種類を3つ紹介します。

①高温でととのいたいならドライサウナ

高温でととのいたい人にはドライサウナがおすすめです。ドライサウナは多くの温浴施設に併設されているので、身近で利用しやすいサウナの種類です。
ドライサウナは80〜110度と熱めのサウナで湿度が低いのが特徴。水風呂との温度差を感じられ、血行促進や自律神経が整う効果が期待できます。
ただ、湿度が極めて低いため、息を吸うと鼻が痛く感じたり、高温による熱さや息苦しさを感じる人もいるかもしれません。

②低温でじっくり潤うスチームサウナ

湿式サウナの中でも、スチームサウナは40〜50度と温度低めで水分たっぷりです。水を沸騰させた時に出る蒸気を機械を使い噴霧するタイプのサウナです。
乾式サウナのような息苦しさを感じず、潤いを感じながらサウナを楽しめるのが特徴。熱いサウナが苦手な人や、潤いながらサウナを楽しみたい人におすすめです。
スチームサウナのような低温なサウナだと、熱によるストレスが少ないため、副交感神経が優位にはたらきます。疲労感が強くたまっている方だと、爽快感を感じることは難しいと言われています。

③ロウリュを楽しめるフィンランド式サウナ

フィンランド式サウナは、ロウリュを楽しめるサウナです。温度は80〜90℃程度と、ドライサウナより少し低めです。
フィンランド式サウナの特徴はロウリュが行えることです。サウナストーンに水をかけ、水蒸気を発生させて楽しみます。湿度が一気に上がることで、体感温度を高くして発汗効果を高めます。
ロウリュは施設スタッフが行う場合もありますが、自分でロウリュができる施設も増えています。水の加減で蒸気の量を調整できるので、好みの湿度を楽しめるのがメリットです。
また、アロマ入りの水を使うサウナ店もあります。サウナ中に良い香りが広がり、リラックス効果が高まるため人気を集めています。

リラックス効果を得られるサウナの入り方

リラックス女性

リラックス効果を高めるには、サウナの入り方も重要です。ここでは、リラックス効果を高めるサウナの入り方について詳しく解説します。

①水を飲む

サウナ入浴前には、脱水症状を防ぐため、必ず水を飲みましょう。水分不足のままサウナに入ると熱中症の危険が上がる可能性が高まります。また、血液ドロドロになると血栓を作り、最悪脳梗塞などを引き起こす恐れも。しっかり汗を出すためにも水分補給は重要です。

②体を洗う

体を清潔にするのは、サウナに入る際のマナーです。湯船が併設されていればつかってからサウナに入るのがおすすめ。毛穴が開き汗が出やすくなるので、デトックス効果が高まります。
体を洗った後は水分をしっかり拭くのも忘れずに行いましょう。水分がついたままではサウナ内を濡らしてしまいますし、水滴が邪魔して汗が出にくくなってしまいます。

③無理のない時間でサウナに入る

無理のない時間でサウナに入りましょう。サウナ内の時計を確認しながら、8〜12分程度が目安です。無理すると立ちくらみを起こし危険なので、体調と相談しながら自分にあった時間を見極めましょう。

④水風呂に入る

サウナの後は水風呂に入ります。熱くなった体を冷やし、血行を良くする効果があります。水風呂は冷たいですが、入ると意外と冷たく感じないもの。30秒〜1分を目安として入りましょう。慣れていない人は、ぬるめのシャワーでも構いません

⑤外気浴でリラックス

水風呂を出た後、ベンチなどに座りゆっくり過ごします。リラックス状態のときに働く副交感神経が優位になり、いわゆる「ととのう」状態になります。5〜10分程度が目安ですが、体を冷やさない程度に好きな時間だけゆっくりしてもよいでしょう。
サウナ入浴後は汗で水分が失われた状態です。外気浴の際は水分補給も忘れずに行いましょう。

⑥サウナ・水風呂・外気浴を繰り返す

外気浴が終わったら、サウナ・水風呂・外気浴の流れを繰り返しましょう。2、3セット繰り返すと、さらなるリラックス状態が味わえます。繰り返す回数は目安なので、あくまでも体調と相談したうえでサウナを楽しみましょう。

リラックスできるサウナ店選びのポイント3選

サウナに通うなら、雰囲気の良いお店でリラックスしたいものです。ここではお店選びのポイントを紹介します。

①通いやすい場所にある

サウナを選ぶ際は、通いやすい場所にあるか立地条件もチェックしましょう。リラックスを求めるなら定期的に通えるサウナ店がおすすめです。家や職場のそば、駅に近いなど、続けて通いやすい場所からサウナ店を選んでみましょう。

②落ち着ける外気浴スペースがある

落ち着ける外気浴スペースがあるかどうかも、サウナ選びには大切です。水風呂後の外気浴は、デッキチェアやベンチでゆっくりしたいもの。椅子の配置が隣と適度に離れていて、他人を気にせずのんびりできる空間かチェックしましょう。
また、適度な照明や落ち着ける香りもリラックス要素のひとつです。工夫を凝らしているお店も増えてきているのでホームページなどで調べてみましょう。

③純粋にサウナを楽しむ人たちが集まる

純粋にサウナを楽しむ人たちが集まるお店も、リラックス効果が高いでしょう。スーパー銭湯にもサウナがありますが、手軽に利用できる分、人が多くにぎやかです。
サウナ好きが集まるお店なら、サウナ内の私語が少ない傾向です。静かな空間で、人目を気にせずリラックスできるでしょう。

まとめ:サウナでリラックスするならサウナ店選びも大切

サウナのお店

サウナは、デトックスや自律神経を整える効果など、リラックスできる要素が多い入浴施設です。サウナの種類により温度や湿度の高さに違いがあるので、自分に合ったサウナを選べばリラックス効果が高まるでしょう。
サウナでリラックスするなら、サウナ店選びは重要ポイントです。駅チカなど立地条件がよく、静かな空間でゆっくりくつろげるお店がおすすめです。お店のホームページや実際に通っている人の意見も取り入れながら、自分に合ったサウナを探してみてください。