サウナに入る時間はどれくらい?時間管理のコツや楽しみ方について

時間

サウナ初心者だけではなく、そうでない方でもサウナにどれくらいの時間入っていればいいかわからないという方も多いと思います。自分にとって正しい時間にサウナに入ることで、リラックス効果を得て、身体と心を整えることができます。今回はサウナを楽しむための時間管理や、よりサウナを楽しむコツについて解説していきます。

サウナに入る時間の目安について

目安

サウナ初心者の方をはじめ、どれくらいサウナに入っているのがベストかわからなくなることが多いと思います。
ここではサウナに入る時間の目安について解説していきます。

①初心者はまず6分間入ることが目標

初めてサウナを利用する、もしくは久しぶりのサウナですと身体が熱さに慣れていない場合があります。
無理にサウナにいる時間を長くすると、のぼせてしまって、身体が不調をきたしてしまう可能性があります。
ですので、サウナに慣れないうちに長時間いることはせず、6分間入ることを心掛けるといいでしょう。
またサウナ室の上部は特に温度が高めになっていますので、熱さに慣れていない時は下部に座ることをおすすめします。
まずは6分間入ってみて、サウナの熱さがどの程度か感じてみることが大切です。

②慣れてきたら10~12分を目指す

サウナに入る人

試しに6分間サウナに入ってみて慣れてきたら、今度は10~12分間サウナ室にいることを目標にしてみましょう。
10分程度サウナに入っていると、手や顔はもちろん、身体中がポカポカしてきて気持ちいい気分になります。
ただある程度慣れてきたらといっても、次第に身体が熱さを感じてきます。
少しでも熱さを和らげたい時は、濡れたタオルを頭に巻く、サウナハットを被るなどしておくといいでしょう。

③水風呂は30秒〜2分を目安にする

水風呂

サウナに入った後は水風呂へ行って身体を冷ましておきます。
水風呂に入り、適度に身体に冷たい刺激を与えることで、血管を伸び縮みさせ、血行を良くすることができます。
そうすることで、身体に溜まった疲れがしっかりとれます。
あまり長い時間水風呂に入っていると、身体を冷やして風邪をひいてしまうおそれがありますので、30秒〜2分を目安に入るようにしましょう。

④サウナ利用中に時間管理する方法

アイデア

サウナに入って心と身体を整えるためには時間管理が必要不可欠です。
通常サウナ室にはサウナタイマーが設置されており、それを目安にするといいでしょう。
ちなみにサウナタイマーは、時計の針が1周すると12分という仕組みになっています。
また施設によっては砂時計が設置されているところもあります。
サウナ施設で使われている砂時計は5分もしくは10分用のものになります。
砂時計を利用される場合は、何分用のものか確認しておきましょう。

サウナに入る時間の注意点

サウナに入る男女

サウナに入っている時間についてはいくつか注意することがあります。
自分にとって心地良いサウナ時間を過ごすために、注意点をしっかり覚えておきましょう。

①サウナの熱に慣れるまでは無理は厳禁

サウナ時間を楽しむ上で大切なことは自分のペースを維持すること。
前述したように、サウナ初心者は6分が目安となっていますが、熱さに慣れていないと6分でも厳しいと感じることもあります。
サウナ好きでも熱めのサウナ室には長居できないという方が少なくありません。
初心者のうちは自分にとって気持ちいいと感じる程度にいることを心掛け、暑すぎると感じたら水風呂へ移動しましょう。

②入っている時間の目安にとらわれない

つらい男性

ここまででご紹介した時間はあくまでも目安にすぎません。
サウナにある程度慣れている方によっては、「きつくなったけれど、あと3分ある」など、無理をしてしまう場合もあります。
先ほども述べたように、サウナで無理は禁物です。
時間に囚われず、少しでも身体がしんどいと感じたらすぐに出ることが大切です。

③温度に応じて入る時間を分ける

サウナ室は種類によって設定されている温度が異なります。
一般的なドライサウナですと温度が80°C〜100°Cほどあります。
蒸気をサウナ室に充満させるスチームサウナや、ミスト(霧)を室内に充満させるミストサウナは、温度が40°C〜60°Cと低めの設定になっています。
サウナ室の種類ごとに温度設定が異なるため、ドライサウナなら6分間いる、スチームサウナなら12分くらいいるなど、入る時間を分けてみるといいでしょう。

④休憩時間は5~15分が目安

サウナ施設を利用するにあたっては休憩時間を設けることも忘れてはいけません。
サウナ室にいる間だけではなく、水風呂に入っている時でも体力は思っている以上に消耗しています。
サウナ室の外にはゆっくり休憩できるように、椅子やマッサージチェアなどが置いてあります。
椅子に腰を下ろしてそのままゆっくり休むことで、全身から疲れが抜けていき、心と身体を整えることができます。
この整う瞬間がサウナを利用する上での至福の時です。
何もせずに目を閉じて、身体を休ませてあげましょう。

サウナ時間を充実させるための正しい入り方

サウナ

サウナ時間をより充実させる上では正しい入り方を覚えることも大切です。
リフレッシュ効果など疲労回復が期待できるサウナですが、入り方を間違えると体調不良を引き起こすこともあります。
安心してリラックスできるように、正しい入り方を心掛けましょう。

①入る前に体を洗う

サウナに入る前にはきちんと身体を洗っておくことが大切です。
多くの人が利用する施設ですので、身体が汚い状態で入ることはマナー違反になります。
また皮膚が汚れている状態ですと皮膚の汗腺が開きにくくなり、十分に汗をかくことができません。
サウナに入ってしっかり汗をかくためにも、体と頭を入念に洗っておくようにしましょう。
身体を清潔な状態にすることで、さっぱりとした気分になり、サウナ時間を充実させることができます。

②ゆっくり入る

体と頭をきれいに洗った後は、サウナ室に入ります。
室内が壇上になっている場合は、上段が温度高め、下段が低めになっています。
自分が気持ち良く座れる場所を探して、タオルかマットを敷いて座ります。
なおサウナ室では静かに座ることがマナーです。
利用している時に会話したり、大声を出したり汗を飛ばしたりすることは他の利用者の方の迷惑になります。
利用中は静かに過ごし、サウナの熱を身体に感じることに集中しましょう。

③かけ水で汗を流してから水風呂に行く

サウナ室に入って熱さがきつく感じたら、ゆっくりサウナ室を出ます。
サウナの後は水風呂に向かいます。
水風呂に入る前は必ずかけ湯やかけ水で汗を流しましょう。
サウナを利用した後ですとたっぷりと汗をかいています。
大量の汗をかいたまま入るのは、浴槽の水を汚し、他のお客さんを不快にさせることにつながります。
かけ湯をする際は、他の人の邪魔にならないようにしゃがんで静かに流します。
水風呂の中でゆっくり座ることで、サウナの熱でほてった身体を覚まし、疲れを取ることができます。

④適度に休憩をとる

外気浴

サウナと水風呂を利用すると知らない間に身体に負担がかかりますので、適度に休憩をとることが必要です。
水風呂を出た後は、タオルでしっかりと身体を拭き、休憩をとります。
サウナ施設では利用者の方に気持ち良く過ごしてもらえるように休憩スペースにゆとりがありますが、他の利用者の方の迷惑にならないようにベンチで寝転ぶなどしないようにしましょう。
無理のない範囲でサウナに入る→水風呂に入る→休憩するのサイクルを2~3回繰り返すと、サウナ時間で身体が整う感覚を得やすくなります。
自分が気持ち良いと感じた段階で止めて、サウナの効果をしっかり感じましょう。

サウナ時間をより楽しむコツ

サウナ時間で整う感覚を得るためには、より楽しむコツを知っておく必要があります。
これらのコツを知っておくことで、サウナに通うのがますます楽しくなります。

①水分補給をこまめに行う

水分補給

サウナに入る前と出た後は水分補給が非常に重要です。
1回サウナに入るだけで約500mLもの汗をかくと言われており、こまめに水分補給をしておかないと脱水症状になる可能性があります。
汗をかくと水分だけではなく、身体からミネラルも失われていきます。
水分補給のために選ぶ飲み物としては、イオンウォーターや麦茶がおすすめです。
サウナの前後と休憩時に、コップ1杯程度飲むことで水分をしっかりとることができます。
スポーツ飲料は身体に吸収されやすいですが、糖分を多く含むので、摂取量が多いと肥満や一過性の糖尿病になる可能性がありますので、飲み過ぎには注意しましょう。

②室内の明るさに気をつける

サウナ時間を快適に過ごすにあたっては室内照明も重要です。
室内が明るいと晴れやかな気分になることもありますが、人によっては落ち着かないと感じることもあるでしょう。
施設によってはサウナ室の照明の明るさを調節できるところもありますので、気になる方は少し暗めにするといいでしょう。

③飲食後の利用は避ける

人によっては食事をした後にサウナを利用しようと思うかもしれませんが、食後のサウナは厳禁です。
食べた後にサウナに入ってしまうと消化器官に集中すべき血液が分散して、消化不良を引き起こしやすくなります。
利用する際は食べる前の時間が望ましいです。
また利用前のアルコールも控えましょう。
アルコールを摂取してからサウナに入ると、血液の循環が過剰に促進され、のぼせてしまいます。

④自分だけのサウナグッズを持参する

サウナグッズ

最近ではマットなど必要なグッズをすべて用意してあり、手ぶらでも利用可能なサウナ施設が増えていますが、自分だけのグッズを用意することでサウナ時間がますます楽しくなります。
サウナマットはおしゃれなデザインのものが多く、持ち運びがしやすいタイプのものもあるりますので、気分に合わせて選べます。
サウナタオルも頭に巻いて髪を守ったり、腰回りを隠したりする際に利用できます。
速乾性の高いタオルなら軽くて薄いので絞って干しておけば、最短2時間で乾いてしまいます。
この他、サウナ時間をよりリラックスして過ごしたい時におすすめなのが耳栓です。
サウナ室によってはテレビからの音などが気になることもありますが、耳栓をしておけばそうした雑音をシャットアウトできます。
紐がついているタイプの耳栓であれば無くさずに済みます。

⑤朝のサウナもおすすめ

もし朝の時間帯に余裕がある場合は、そこでサウナに入ってみるのもいいでしょう。
朝にサウナに入ることで、身体をリフレッシュした状態で一日をスタートさせることができます。

まとめ

サウナに入る男性

このように、サウナに入る最適な時間帯はその人によって異なります。
サウナ初心者で熱に慣れていない方は、まずは6分間入ることを目標にし、慣れてきたら入る時間を少し伸ばしてみるといいでしょう。
また正しい入り方を覚えたり、自分だけのグッズを用意したりすることもよりサウナ時間を楽しく過ごすことにつながります。
サウナ時間の過ごし方を覚えて、充実したサウナライフを満喫しましょう。