サウナに一人で行くのはアリ?ソロ活のメリットとお店選びのポイントを紹介

サウナ

「サウナに一人で行っても大丈夫?」「一人サウナではどんなお店に行ったらいいの?」
上記のような疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
「サウナー」や「ととのう」という言葉が流行し、サウナを利用する人が増えています。
でも、サウナ初心者には何となく敷居が高いもの。一人で利用しても大丈夫か不安な人もいるでしょう。
この記事ではサウナに一人で行っても大丈夫かを解説するとともに、一人で利用するメリットを具体的に説明します。サウナ店の選び方やサウナでの基本的なマナーも紹介しますので、サウナを一人で利用したいと思っている人は参考にしてください。

サウナを一人で利用するのは問題ない

サウナに一人で行っても問題ありません。人に気を使いながら入るより、自分のタイミングで入った方が効果的だからです。
「ぼっち」から「ソロ活」と呼び名が変わったように、一人行動はポジティブなイメージに変化しています。
マイナスに思われていた単独行動は、自分の時間を充実させる手段として認知されるようになりました。
自分の体と向き合うサウナは、ソロ活と親和性の高い場所です。
熱さに耐えられる時間は人それぞれなので、他人に気を使いながら入ってはサウナ本来のリラックス効果が得られません。
仕事帰りにふらっと立ち寄ったり、休日の楽しみとして通ったりなど、サウナはマイペースに楽しめる場所としてうってつけです。

サウナを一人で利用するメリット

メリット

サウナはソロ活と相性がよく、得られるメリットもたくさんあります。ここでは、サウナを一人で利用するメリットについて5つ紹介します。

①予定を自由に決められる

サウナを一人で利用すれば、予定を自由に決められるのが大きなメリットです。
他人の予定に縛られることなく、自分の行きたい時に思う存分ととのうことができます。
サウナは、リラックスしたいと思った時に利用するのが理想です。
人と予定を合わせて行こうとすると、都合が合わず難しい場合もあるでしょう。
初めから一人なら、予定を気にする必要もありません。
行きたい時にいつでもサウナに行けるので、自分のペースで心身をリラックスできるでしょう。

②自分のペースでサウナを楽しめる

自分の時間配分でサウナを楽しめるのも、一人サウナのメリットです。
人とサウナに行くと、どうしても気をつかってしまうもの。
耐えられる温度や時間が違うのに人に合わせるのでは楽しめません。
熱くて早めにサウナを出たいのに、人に気を使って我慢すると、めまいや脱水症状を起こす可能性もあるでしょう。
サウナの売りは究極のリラックス体験です。
自分の体調に合わせてリラックスタイムを取れるのが一人サウナのよさなのです。

③無理に会話をしなくてもよい

瞑想する男性

無理に会話をしなくてもよいのも、一人サウナの魅力です。
静かな空間で自分の心と体の声を聴きながら、ゆっくりとリラックス体験を得られます。
仕事や日常生活では、表向きの自分を演じている人も多いものです。
本来は寡黙な性格でも、円滑なコミュニケーションのため気を使って会話をしている人もいるでしょう。
にぎやかな方が好きな人でも、疲れたときなど一人になりたいと感じることもあるでしょう。
人間関係に疲れを感じているなら、静かに自分の内面と対話するのもよいものです。
一人でのサウナ利用は、自分を見つめ直す機会にマッチしています。

④人目を気にしなくてもよい

一人でサウナを訪れるメリットは、知り合いの目を気にせずゆっくりくつろげることです。
仲の良い友達でも、肌をさらけ出すサウナでは気を使ってしまう場合も。
一人で利用すれば、他人同士なので知り合いの目を気にせずのんびりできます。
サウナのリラックス効果を最大限に味わうなら、一人でのサウナ入浴が最適といえるでしょう。

⑤新たな人間関係が生まれる可能性も

一人でサウナを利用しているうちに、新たな人間関係が生まれる可能性もあります。
サウナ愛好家のつながりができ、有用な情報を得られるかもしれません。
サウナに一人で来ている人は、純粋にサウナを楽しんでいる場合が多いと考えられます。
常連になれば、いつも顔を合わせる人とサウナ仲間になる可能性も。
サウナに関する新たな情報を得ることができ、充実したサウナライフを送ることができるでしょう。
サウナを通じて、普段知り合えないような人と仲間になれるのも、一人でサウナを利用するメリットといえるでしょう。

一人サウナのお店選びのポイント

チェックポイント

一人でサウナを楽しむ場合、お店選びも重要です。
ここでは、一人でサウナを利用する時のお店選びのポイントを3つ紹介します。

①一人でも利用しやすいお店を選ぶ

サウナを楽しむなら、一人でも利用しやすいお店を選ぶことが第一条件です。
スーパー銭湯などに併設したサウナは人が多くにぎやかなので、サウナを専用に楽しめるお店を選ぶとよいでしょう。
最近では、個室でサウナに入れるソロサウナのあるお店も増えてきました。
個室以外では、サウナ好きの集まるお店がおすすめです。純粋にサウナを楽しんでいる人がほとんどなので静かで利用しやすいでしょう。

②休憩スペースが充実している

休憩

休憩スペースが充実しているお店も、サウナを一人で利用するのにおすすめです。
ととのうためには、ゆったりとした休憩スペースがとても大切だからです。
サウナで心身がととのうのは、水風呂後の外気浴の時間です。
サウナで温まった状態から水風呂に入ることで、血圧の急激な変化が起こります。
その後の外気浴で気分を落ち着かせる副交感神経が優位になるので、体と心が究極のリラックス状態になるといわれています。
ととのうためには、ゆったりした休憩スペースはリラックスするために必須の場所。
デッキチェアの配置など、隣の人を気にせずゆっくりできるかチェックするとよいでしょう。

③自分の好きな種類のサウナがある

一人でサウナに行くなら、自分の好きな種類のサウナがあることも大切です。
温度や湿度など、自分に合ったサウナの利用で心地よくととのいます。
サウナの種類は数多く、高温のサウナもあれば湿度高めのサウナもあります。
人によって、高温のサウナが苦手な場合もあるでしょう。サウナ以外にも、水風呂の冷たさもお店によって違いがあります。
自分に合ったサウナが分からない場合は、気になるサウナを実際に体験してみましょう。お気に入りのサウナの種類が見えてくるはずです。

④リラックスできる雰囲気

リラックスする女性

リラックスできる雰囲気のお店を選ぶのも、一人でサウナに行くときの重要ポイントです。
自分の好みに合った雰囲気のお店を選ぶと、サウナを習慣化しやすいでしょう。
昔のサウナは、中高年男性をターゲットにした店舗が中心でした。
今ではサウナ発祥の北欧をテーマにした店舗や、若い人が入りやすいおしゃれなサウナ店が増えてきました。
リラックスできるよう工夫しているお店がおすすめです。
具体的には、店内の照明や休憩スペース、アロマオイルの使用がチェックポイント。
新規開店やリニューアルしたサウナ店なら、一人でも入りやすく雰囲気のよいお店が選べるでしょう。

⑤きれいで清潔感がある

きれいで清潔感があるお店なら、一人でのサウナ利用におすすめです。
サウナでリラックスするには清潔感が大切。新規開店の施設なら、設備も新しいので間違いありません。
古くても人気のあるお店なら、手入れが行き届いていると考えられます。
店舗ホームページや口コミなどを参考にして見るとよいでしょう。

⑥通いやすい立地にある

駅

一人でサウナを利用するなら、通いやすい立地にあることも大切な条件のひとつです。思い立ったらすぐ行ける場所にあるサウナなら、健康を保つルーティンとして取り入れやすいためです。

サウナは週2〜3回入るのが理想的といわれています。心身の健康のため、サウナを習慣化するなら、すぐ行ける立地条件も大切です。職場や自宅に近い、駅に近いなど、通いやすいエリアにあるサウナ店を探してみましょう。

一人サウナにおすすめの種類3選

3つの選択肢

サウナを一人で楽しむなら、おすすめのサウナの種類があります。ここでは、一人サウナにおすすめのサウナの種類を3つ紹介します。

①とといたいならドライサウナ

ドライサウナは80〜110℃と高温で、湿度が低い特徴を持ちます。一番よく見かけるタイプのサウナで、どこでもよく見かけます。水風呂と併用でととのうにはぴったりです。。熱いのが好きな人におすすめのサウナです。

②芯から温まる遠赤外線サウナ

遠赤外線サウナは、人の体に吸収されやすい遠赤外線を利用したサウナです。温度は70〜80℃とドライサウナより低いですが、遠赤外線の働きで体の芯から温まるのが特徴。熱いサウナが苦手な人や、ドライサウナで息苦しさを感じる人にもおすすめです。

③ロウリュができるフィンランド式サウナ

ロウリュが楽しめるフィンランド式サウナも、一人でのサウナ利用におすすめです。サウナ内の温度は80℃程度で、サウナストーンに水をかける「ロウリュ」という行為で蒸気を発生させるのが特徴。温度と湿度が上がり、リラックス効果の高いサウナです。

人気のフィンランド式サウナとは

セルフロウリュ

前述したフィンランド式サウナですが、ドライサウナなどとは違う特徴を持ちます。人気の高いサウナですが、入浴時の注意点があるためあらかじめ確認しておきましょう。ここではフィンランド式サウナの概要と使用時の注意点について解説します。

①ロウリュを使うのが特徴

フィンランド式サウナの一番の特徴は「ロウリュ」という行為が行えることです。サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることを指します。ロウリュを行うと、湿度の上昇で体感温度が上がるため、発汗や新陳代謝を高める作用が期待できます。

ロウリュに使う水は、アロマ水を使うお店が多いです。サウナストーンに水をかけると、良い香りがふわっと漂うので人気です。

②ロウリュするにはマナーがある

ロウリュはスタッフが行うほか、自分でサウナストーンに水をかけるセルフロウリュを行える場合もあります。セルフロウリュをする際は、周りの人に水をかけていいか一声掛けるのがマナーです。一気に気温と湿度が上がるので、苦手な人もいる可能性もあるためです。

サウナに入る手順

順番

一人でサウナに行くなら、入浴手順を事前に確認しておきましょう。ここでは、サウナ入浴時の基本的な手順を紹介します。

①水を飲む

サウナ入浴前には必ず水を飲みましょう。サウナ室では汗を大量にかくため、脱水症状や血液がドロドロになるのを防止する目的があります。サウナの途中でも、喉の渇きを感じたらこまめに水分補給することをおすすめします。

②体を洗って清潔にする

シャワー

サウナ室に入る前に、髪や体を洗って清潔にしましょう。集団で利用するサウナでのマナーですし、皮膚の汚れを落として発汗をよくする効果もあります。体に水滴が残っていると汗が出にくくなるため、よく拭きとってからサウナ室に入りましょう。

③サウナに入る

準備ができたらサウナ室に入ります。サウナの奥や上段に行くほど体感温度が高くなるため、自分の好みの場所を選んで座るとよいでしょう。

サウナ室には砂時計やサウナ専用時計があるので、時間を見ながら入浴します。サウナ室の滞在時間は10分程度が目安ですが、体調に合わせて無理しないよう心がけましょう。

④水風呂に入る

水風呂

サウナの後は、汗を流してから水風呂に入りましょう。飛び込むような入り方では急激な温度変化での体調悪化につながるため、足からゆっくり入ります。水風呂に入ってじっとしていると、体の周りの水温が少しずつ上昇していくのを感じるでしょう。

水風呂に不安を感じる人や冷たすぎるのが苦手な人は、無理せずぬるめのシャワーを浴びてください。

⑤外気浴をする

水風呂から上がったら、体を拭き外気浴をします。デッキチェアなど横になってくつろげる場所がおすすめです。ととのうのはこの休憩時間なので、ボーッとしながらリラックス状態を感じてください。

外気浴はサウナ室に入っている時間と同じくらいが目安です。体を冷やさない程度に、気のすむまでゆっくりしてもよいでしょう。

 

⑥繰り返し2~3セット行う

再び、サウナ・水風呂・外気浴の流れを繰り返します。2〜3セット行えば、よりととのった状態になるのでおすすめです。決して無理せず、体調に合わせて繰り返す回数を決めるとよいでしょう。

まとめ:サウナに一人で行き充実した時間をすごそう

水風呂の女性

サウナに一人で行き、純粋に楽しんでいる人も多いです。
自分のペースでリラックスできるため、ソロ活に向いている場所といえます。
サウナは種類によって温度や湿度が違うので、自分に合ったサウナを見つけると高い効果が得られるでしょう。
一人でサウナに通うときは、お店の雰囲気や清潔さ、立地条件が大切です。
人気のフィンランド式サウナでセルフロウリュを行うのもよいでしょう。
体調に合わせて滞在時間を考え、ととのう気持ちよさを味わってくださいね。